2010年11月10日水曜日

キャリアコーチングで感じたこと

以前勤めていた会社にキャリアコーチングサービス(1:1でキャリアデザインの相談を受ける)を提供してもう3年以上になります。

当初は予想に反してなかなか申込が少なく、心配もしましたが徐々にクライアントも増え始め、だいぶこのサービスも組織に定着してきたかなぁと嬉しく感じています。

昨日もサービス提供日でしたがなかなか良いセッションが多かった気がします。

その中で感じたことを二つ。

一、
とかく企業組織では、
「上司の話では筋の悪い仕事らしいので。。」「先輩のアドバイスでは今度の上司はろくな人じゃないらしいんです」「今、場を乱すような発言をすると評価で損するよ」
といった、仕事上の噂が多く飛び交うものですが、そういった他人の評価や噂を無条件に鵜呑みにする仕事人生は止めた方がいいですね。自分の目で見て、自分の頭で判断した方が良いと思います。

人の好みはや仕事の耐性は様々ですし、自分で物事を判断しない人生を長く過ごすと意志の力が弱くなってしまいますからね。案外、人の逃げまわるところに美味しいものが眠っているかもしれません。

ちなみに、前の会社では私が手を出す前は誰もキャリアの相談サービスを会社に導入しようとする人はおらず、「面倒くさそうな仕事」とスタッフ組織に思われていた案件だったそうです。

私はその仕事が無競争下でやれて幸せです。


二、
「自分が正しいと思うこと」「自分が興味を感じる話」「自分がわくわく感じる話」が普通に溢れている仕事の場にできるだけ身を置くことが望ましいなぁと思いました。
その人の考えが正しかったり、素敵な夢を持っていても、それが誰にも発信できない場所にいるとエネルギーもわかないし、研鑽意欲も下がりますからね。

その仕事場で普段どんな会話が自然になされているかを知ることが何気に大切なことかもしれません。
正義や公正さが語られず、顧客への愛も語られず、夢も語られず、愚痴や他者の非難がいっぱいの組織は長くいたくはないですよね(でもこういうのって、案外悪気なく無意識で行われているんですよね)

2 件のコメント:

SA さんのコメント...

正義や公正さが語られず、顧客への愛も語られず、夢も語られず、愚痴や他者の非難がいっぱいの組織は長くいたくはないですよね(でもこういうのって、案外悪気なく無意識で行われているんですよね)



こういうのにどうすれば巡り会えるんでしょうか・・・? 自らコントロールできるもの(感情)を変えたほうが良い、等と言われますが、やはりどうしても合わない上司との関係はとても辛く感じます。
最近燃え尽き感が強い昨今です。会社をやめてしまうくらいに考えないといけないのか・・・

エッケイ さんのコメント...

「口で言うのは簡単だけど、実際はねぇ」って感じですよね。
自らを変えるというのもコミュニケーションの理屈的には正しいですが、辛いものは辛いです。

私もこんな状況が何年も続いて、ぶっちゃけだいぶ腐ってどす黒くなってましたから気持ちわかります。

自分がどうしたかをあくまで参考程度に挙げますが、長くなるからブログで書きますね。