2009年2月1日日曜日

他人の見方

最近、コーチングや面談をしたクライアントの関係者からそのクライアントに関しての話を聞く機会が色々な場所で多々ありました。
(もちろん、守秘義務の関係やそうすることの効果も期待できないことから、双方の情報を各双方にフィードバックすることは当然しませんが)

でも驚いたのが、本人の認識と周囲の認識が(良くも悪くも)あまりにも違う点です。
私のような立場だと、普段はクライアントや面談者の認識(世界)を受け止めるしかないのですが、、ある事象や人の評価に関して、人(関係者)の認識にこうまでもズレがあるということを間近で知る機会がなかったので強い印象を受けました。

これをもって私はクライアントは己を良く分かっていないのだという結論にする気はありませんし、裁判のように双方のどちらが正しいとジャッジするのも意味が無いと思っています。他者が必ず正しいとは限らないし(逆もそうです)、言い分の是非を客観的に評価しても相手がその認識を受け入れることとは別ものだからです。(あくまでも自身がコミットして自らの世界観を修正することに本質的な意味があります)

ただ、「人の認知には必ずズレが発生する」ということと、その「認知の違いは自分が想定しているより大きい」可能性があるということを肝に銘じるべきだと改めて思いました。
そこに油断をしないことが良いコミュニケーションの基本になりますから。

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