2009年10月25日日曜日

言語化はいっぱいせないけまへんね

今年はコーチングの仕事が多いです。

元々、コーチングはビジネス的に難しいので積極的にビジネスとして取組んでいなかったのですが、信頼できる元請のパートナーができたおかげで自然と案件が増えてきた結果です。
(ちなみにキャリアデザインに分野を絞った形のコーチングは相当数やってます)

そして、今年、コーチングを数多く実施して改めて感じたのは、「言語化はできるだけいっぱいした方がいいな」ということですね。

言語化といっても難しいことではないです。質のよい対話や質問ができるパートナーや仲間と興味のあるテーマについて深い会話をすればいいだけの話(コーチング以外にも方法は色々ある。コーチングはその一つに過ぎません)。

言語化の対象は色々。自分のこと、家族のこと、仕事のこと、部下のこと、会社のこと、社会のこと。。。

どれも大事ですけど、せっかくコーチングをするならば自分のことを深く語った方がいいでしょう。

若者だと、言語化をすることにより、「いかに自分をよくわかっていなかったか」を認識することが多いです。これは自分らしいキャリアを実現するための大事な一歩になります。

ベテランから経営者クラスになると、言語化を重ねると、余計なものが削ぎ落とされてどんどん言葉がシャープになります。もともと培ってきた経験に応じて、深みもオーラもどんどん出てくることが多いです。

ある方に言わせると、
他者に対して言語化をする行為こそがアイデンティティを確立(構築)する重要なプロセスなんだそうです。
(一般に我々は自分の中を掘り下げ分析すると隠れていたアイデンティティが見つかると考えます)

こういう変化を側でライブで味わえるのがコーチの特権ですね。

(色々自分でわかった気になっている人はご注意あれ。固くなっている人ほどそう考えるケースが少なくないです。こうなるとコーチングは機能しにくいです。ビジネス有名人等の強烈上目線系のセミナーや勧誘カリスマのいる宗教の方が影響を与えてくれるかもしれません。刺激強いですからね(笑)
コーチからすると、自分で結構内省しているのに「いや、まだ自分には思考の壁が多くあると思ってます。よろしくです」なんてクライアントに言われると身が引き締まっちゃいます。時々経営者クラスでいます。怖いですよー)。
かくいう私は、この間、コーチングパートナーの会社の対話合宿に参加して、色んな角度の質問に応えるうちに自分が意識していなかった重要な思考にいくつも気付かされてしまいました。
自分をわかった気になって、洞察力が下がっていたかもしれません。。反省しよっと。

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