2008年5月31日土曜日

仕事の法則

「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。―やがて、あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められる。仕事は、まだ無能レベルに達していない人間によって行なわれている。」(ピーターの法則)

は聞いたことありますよね。でも何度見ても得心してしまう。

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(パーキンソンの法則)

会社員の頃を考えると本当にそうだった。
プロジェクトならエンドが決まっているのでまだましだが、営業事務や事業管理、スタッフ等は仕事自体が持続しつづけるのでものすごい膨張状態だった。

パーキンソンは官僚組織を分析してこの法則を発表したそうだ。

独立して一人になるとこの現象は起こらないように思う。やはり階層型組織のなせるわざなのだろう。

但し、「独立時のレベルから多角的な能力向上が起こりにくい」という現象はありそうです。

意に反する仕事が時に自分の新しい能力を開発することもあるというのが企業組織にいるメリットともいえるでしょうね。

うーむ心が動いた

気に入りのコラムの中で、城山三郎さんが好きな言葉として紹介されていた。

「形式にこだわるには人生は短すぎる」(ローレンス・スターン)

うーむ。素敵な言葉だ。長く語るのは無粋だろう。

2008年5月26日月曜日

目的の力

通常onでは書かない娘の話をば。

うちのは現在四つんばいはできるがハイハイできない状態です。

よせばいいのに、こんな商売をしている私はついつい

「なんとか成長を加速できないか」

と思ってしまうわけです(笑)

そんなわけで、こっそり、彼女が四つんばいになった時に
ハイハイの四肢の動かし方を手を添えさりげなく体に覚えこまそうとするんですが当の娘は一向に意に介さない様子。
さすがにやりすぎ感もありあきらめたのですが、ついこの間こんなことがありました。

娘が一人で遊んでます。お気に入りはウエットティッシュの入れ物の様です。最初は手でこねくりまわしていたのですが手が滑ってそれが大きく前方に飛んでしまいました。

すると、娘はハイハイでするするとティッシュを取りに行くではないですか。

how(テクニック)はわからなくても、本当に魅力的なwhat(目的)があれば人は動けるんですねぇ。。

基本でした。。

でも魅力的なwhatを追う前に、できるだけポジティブにテンションを上げて(娘の場合ほめてご機嫌にして)おくと困難を克服するエネルギーがチャージされるようです。

幼児とか関係なく適用できるような気もします。

娘よ、お父さんこの学びをちゃんと仕事で使わしてもらうぜ。

2008年5月22日木曜日

ストレングス・ファインダー

「さぁ、才能に目覚めよう」を読んだ。

この本は結構前に出版されたけど(米国ではもっと前)最近になって新刷され売れているようだ。
最近流行のポジティブ心理学の考え方と同期が取れていて自分の強みにフォーカスをして、それを伸ばすことをすすめている本だ。
内容全てに共感できるかは、読んだ人次第だが自分は殆どの部分で考えが一緒だった。

そしてこの本の最大の売りが、本を購入した人はWEBでギャロップ社が開発したストレングスファインダーというツールを使うことができ、それにより自分が持っている5つの資質(才能と解釈しても遠くは無いでしょう)を知ることができるのだ。

分類されている資質カテゴリの総数は34。この中からの5つの組み合わせだから、一緒の資質の人に当たる確率は高くは無い(3300万通りある)。

ちなみに自分は以下の通り(現在の仕事スタイルともあわせてみる)

○着想(Ideation)
仕事に関する新しいアイデアを自分で創造したり、他人の画期的なアイデアに参画することに非常な興奮を覚える。(嫌いな言葉は「いいから言われたとおりにやれ」)

○戦略性(Strategic)
クライアントのキャリアデザインやビジネスパートナーが成し遂げたいこと、もしくは自分の行動において戦略的にアプローチすることは欠かすことのできない重要なポイントである。
(不得意な言葉は「いきあたりばったりor先ず体でぶつかる」)

○個別化(Individualization)
自分や他者の個性や強みを愛し、チームにおいてはその多様性を統合してパワーフルな存在になることを志向する。
(嫌いな言葉「没個性」「均質均等な集団」「平等」)

○学習欲(Learner)
仕事=学習・成長というキーワードは自分にとって非常に重要。経験から学習することへのこだわりも強い
(嫌いな言葉「流して仕事をする」「学習性無気力」)

○最上志向(Maximizer) <存在する可能性を最大限発揮させる>
多くの働き手が自分の潜在能力を十分に発揮できていない現状が仕事上の一番大きな問題意識である。その代わりキャリアコーチング等のクライアントや部下が妥協すると厳しく突っ込む。(そもそもカウンセラーという表現は自分には向いていない)
仕事人、アスリート、芸術家が自分のミッションに強くコミットして高いパフォーマンスを上げる姿に熱狂する。
但し、各人各様のレベルで上記だったら良いということ。最上のものだけが良いという選別思考は無い(むしろ嫌い)

かなり納得の結果だ。

本の中で気に入った考えは、
「(この)資質で目指すべき職業が決まるわけでは無い」とはっきり言っていること。
同じ資質の人でも違う職業で資質を発揮することにより多様なキャリアが形成されるそうだ。
キャリアコーチングをしている経験からの感想だが、人はどっかに自分の天職が存在しているという考え方から脱却できない人が多い。ある程度の資質とのマッチングは必要だが、後はそれを「むりくりにでも天職にしてしまう位の覚悟」がなければいいキャリアなんかおくれるわけがない。

「強みにフォーカスした弱点の克服法」も参考になる。

以上、興味を持った人は購入して読んでストレングスファインダーをやってみてはどうだろうか?
その結果を持ち寄っておしゃべりを楽しんでみたい。
これを使ったキャリアコーチングも是非試してみたいものだ。

自分が気に入っている自己分析ツールには他にMBTIがあるが、自己という存在を深く内省するにはMBTI、キャリアデザインによりフォーカスしてアクションプランをたてるのにはストレングスファインダーがより効果的かもしれないというのが今の感想。
(ちなみにこの両者どっちが正しいとも思わないし、そういった議論は無意味で自分に利するところをいいとこ取りすればいいのだと思う)

2008年5月18日日曜日

ちょっとすっきり

金曜日、土曜日と本間正人さんの新研修「組織開発ファシリテーター」を受講してきた。
(ちなみにこの研修は、組織開発(もしくは組織変革)にAI手法を導入したり、その導入の担い手(ファシリテーター)になる際の要諦を教えてくれるものです。ちなみにまだチューニング過程にあります)

その中の話ですっきりすることができたこと一個。

「AIとソリューションフォーカスの一番違いは、AIは組織研究から生まれてきたもので、ソリューションフォーカスは個人向けのブリーフセラピーから生まれてきたものですね。組織向けのアプローチの仕方としては殆ど同じと考えても良いかもしれません」
とのことだった(私の聞き違いでなければ)

以前から複数の友人の口から話を聴いていたのだが、最近ようやく「ソリューションフォーカス」の本をきちんと読んだ。読んだのはいいのだが、コーチングぽくもあり、AIぽくもあり、NLPぽくもあり、複雑系らしき概念も出てきぃーの、何だか違いがぴんと来ないなーと困ってしまった。

巻末のあとがきを読んだところ、NLPや複雑系の生まれた機関とルーツが一緒(コーチングで使うスキルはそもそも色々なものから引っ張ってきている)と分かったのでだいぶすっきりしたのだが、AIだけがその違いがよくわからなかったのだ。

出自が違うのね。。

2008年5月16日金曜日

久々に仕事でキタ

たまたま、前職の会社で研修講師(MBTIとワールドカフェをダブルで実施というなかなかユニークなものだった)をしていた時のこと。

研修も終盤に近づき、発注先の事業部の人事セクションの方々がサポートとして来場した。するとそのメンバーの中に見覚えのある若い女性が。

「うーん、どこで会ったかな。。」

暫く考えた後思い出したのだが、2年前、5年目社員向けにキャリアデザイン研修の講師をした時の参加者だった。

その当時すでに独立を意識していたので、できるだけ研修講師の機会を得ようと必死になっていたのだが、せいぜい1、2日間位の講師しかやる機会がなかった。(会社はマネージャーやコンサルタントとしての役割を自分に期待していたので)

そんな中、ついに手にした3日間の講師機会。それも自分の最もテンションがあがるテーマ「キャリアデザイン」。他の講師の人たちは外部の会社の重鎮といわれる面々。でも独立してやっていくなら絶対負けたくないと全霊突っ込んだ。(終った時には真っ白に燃え尽きた墨みたいになったっけ)

その女性はこちらに笑顔でやってきて、「エッケイさん、お久しぶりです」。

自分の記憶の中では、その女性はたしかその当時プロフィット部門でスタッフ部門でなかったので、一瞬、「(なぜ、ここにいるんだろう?)」と思ったのだが、その後すぐ記憶が鮮明になってきた。

「やぁ久しぶり!たしか、人事系の仕事に興味があると言ってたよね?ひょっとして異動できたの?」

「そうなんです。色々なことがあったんですが、念願かなって最近異動できたんです!」

この会社はシステムエンジニアが本業なのでそうそうスタッフ部門には異動するのは難しいのだ。(それになぜか不思議なことに人事系の仕事に興味を持つ人が多く競争率の高い狭き門なのだ(笑))

「よーく来れたねぇ。」

「ええ、本当に。でも、これって、あの時にエッケイさんの研修受けて、この仕事がしてみたい!と思ったのが契機なんです!」

多少のリップサービスはあるのかもしれないが、この言葉を聴いて久しぶりに鳥肌がたった。

自分がキャリアをメインテーマにしているのも、クライアントが自分の想いを現実化して納得感のある仕事人生をおくるサポートをしたいと強く願っているからだが、残念なことに、たとえ研修等で刺激を受けて心にインパクトを受けたりやりたいことが明確になったとしても、実際の行動に移す人は多くない(自分のキャリアにおいて何かを決断して行動するというのは、エネルギーもいるし勇気もいるのだ。そもそも研修が参加者の行動変容を起こす事自体も実現率は低いのだ。)

なおかつ、自分は組織を抜けてフリー稼業なった身の上なので、研修で出会ったクライアントとはほぼ一期一会でその人がその後に行動を起こしたかどうかを知る機会は殆ど無い(これがフリーになって最も寂しい部分)。

自分が想いを持って強くコミットした仕事で、一時的な成果ではなく、その成果がその後も継続されていることを知ることができるというのは無上の喜びだ。

ましてや、キャリアというテーマは人の人生の幸福と強く結びついている。

いやー、テンション上がったなぁ♪

2008年5月2日金曜日

営業職に関する調査結果から思ったこと

日経NBonlineに営業職に関する簡単な調査結果が載っていた。http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080421/153769/

内容自体は目ウロコなネタではないが、ちょこっと思考を刺激された。

記事の中で顧客を獲得する秘訣として営業職から挙げられているトップ3は、

①「相手の話をよく聞く」

②「商品・サービスの良さを自分の言葉で語る」

③「自分を信頼してくれる優良顧客を作る」

だそうだ。

これは営業をしている人には目新しさはかけらも無いだろう。
自分も前社の営業職だった時に目にしたら、「はん!そんなの知ってるよ。耳タコだよ!」と呟いたことだろう。

でも、この3つを徹底的に鍛えて、実践できている人って本当に少ない。超一流の営業って、案外この3つを愚直に徹底している人なのかもしれない。


よくこの3つを見ると結構スキル難度も高い。想いを持って行動すればスキルは無くてもなんとかなると思っている人もいるかもしれないが、想いだけでは実現できないと自分は思う。(自分は何回も言っている様に、「想い」と「スキル」の両立がプロの原則だと思っている)


①は傾聴技術の研鑽は必要だ。それも話し手の文脈(おかれた背景や発言の上位意図)にもフォーカスする必要がある。聴くという行為をきちんとやっている人であれば、当然その一環で論理思考も切ってもきれないことはよくわかると思う。

②は言語化スキル。自分が持つ知識や経験を相手に伝わるようにきちんと言語化できる人はそんなに多くない。これも論理思考は必要。言語化といいつつノンバーバルの影響力も無視できない。

③信頼形成の技術は奥が深い。リーダーシップやその人が長年かけて培う人間性にも触れる。

また、上記は互いに密接に関りあっている。
それらを考えると奥が深く修得するまで非常に長い道のりが必要なものなんだと思う。
(鍛錬方法によっては近道は無いが遠回りしない道を選べるだろうが。。)
この道のりを愚直に歩き続けた人とそうでない人は圧倒的な実力の開きが後になって表層化するんだろうな。

ちなみに私は営業としてはいまいちだった。落ち込む私を後輩はよく慰めてくれたが一流ではないのは確かだった。

でも面白いことに、この職業でプロになることを志向して、カウンセリングやNLPを学んでからの方が営業的成績はダントツに良い。

こんなことならもっと早くやっとけば良かったと、本質からずれたことを時々考える自分の小人ぶりが笑える。

2008年4月29日火曜日

自己変革ラボ

現在、講師をする予定のある研修開発サポートをしている。

この研修、なかなかコンセプトにこだわりもあり、筋の良い理論も中心に据えられていて、どんな研修になるか楽しみだ。うまく仕上がったら講師としてもやりがいのある研修になるだろう。

この研修、参加者のコンテキスト(考え方、行動の仕方、判断の仕方)に変化が起こるように働きけることを目標としている。(専門用語でダブルループラーニングを狙ってます)

これからの研修はこうあるべきだなと自分も常日頃から考えてファシリテーションやコーチングスキルを磨いているのだが、研修コンテンツと講師の、想いと技量がバランスよく合うことは本当に少ない。研修コンテツが本質からずれている割に妙にテクニックや理論に懲りすぎていたり、講師がコンテツや参加者をつかめずちぐはぐな雰囲気になったり、参加者の一時的な満足にのみフォーカスしてウケ狙いなエンターティナーに走ったりするケースは多い。

以前にもブログに書いたが、
これからは研修の場は「知る場」ではなく、
「自分をパワフルに変えるための実験の場(そう、さながらラボラトリー)」
になっていくのが望ましいと思う。

講師はそれを上手にサポートするために、
きちんとした知識背景を持ち、参加者の内面に働きかける技術を磨いておくのが必要だ。
(がんばろっと)

この研修の状況はまた書きます。

2008年4月23日水曜日

品評されるのも慣れてきた

最近、

「エッケイさんのお手並みを見たいのでなんかやってください」

「あなたがふさわしいかわからないのでデモしてみてください」

という機会が増えた。

子どもの頃からこういった他人に試されるとか選考されるというシチュエーションが嫌いでしょうがなかった。体が弱く発達も遅れていてあまり優れた子どもでもなかったからコンプレックスがあったし、何より結構繊細だったので他人に駄目だしをされるとすごく傷ついたからだ。

同世代の子どもに対する親戚の優劣批評、スポーツでのレギュラー選考、小論文テスト、大学のゼミ面接、就職面接、これらのイベントが嫌で嫌でしょうがなかった。特に人格に近い部分を見られるようなものがだめだった。

「何で他人にいい悪いを評価されないといけないんだ?評価するあんたはどれほどのもんなの?」

心にそういう気持ちがうずまくが、大概にしてそういう立ち場の人間は優位のある立場に収まっているから反発しても
「ああそうですか。残念でした。はい、落選。」
で終わり。こっちも弱者慣れしちゃって、愛想笑いしちゃったりして後で猛烈に自己嫌悪になったりする(実はそういう時ほどマイナス評価が多い)

でも、最近、そういう他人に試されるというシチュエーションに慣れてきた。
フリーで肩書きの無い人間を採用するわけだからそれに足る人物かどうか知りたいのは当たり前の話だ。仕事の選考は自分個人の人格とは全く別の話だ(選考する側は案外人格にフォーカスしているケースがあるけど)

まぁこういう機会でいちいち物怖じしていたら仕事なんかできないしねぇ。そもそも、それだけの仕事ができる自信があるからフリーになったはずでもあるわけだし(本当か?(笑))

元々、人前では緊張しない性質だし、NLP等を修得してからパフォーマンスも落ちなくなった(普段よりよい時もあるくらい)。

後はこちらの気持ちの問題だっただけなのかもしれない(幼少時のトラウマ克服ということか。。)。

会社員時代の晩年は、評価する立場にも回ったからよくわかるが、案外選ぶ側はノーアイデアの時も多いから心配するだけ無駄ともいえる。

目利き力のある人であれば、相手の実力が明確に引き出せる様なセンスの良い質問をしてくるから、楽しくその挑戦に応じれば良いし(だめならだめで理由は明確)、

「自分たちが実現したいことを助けてくれる人はどうやったら探し出せるか」苦労している人は不安な気持ちを持っていることが多いからその不安を受け止めて課題をクリアする方法を一緒に考えていく様に時間をすごせばいいし(自分がお眼鏡に適わなくても、いいヒントが出れば職業的な満足感は得られるから結構事後は気持ちがいい)、

何が知りたいのか分からない、質問も曖昧、この分野での知見度も不明、人を遇する際の最低限のマナーも無く尊大な人だったら、どうせ無理に取っても絶対仕事はうまくいかない(卑屈に仕事をとって、はまるとストレスも倍増する)。

よく考えればそういうことなんだよなぁ。そうだよ。これからは

「お客様、遠慮せずお手にとってよーくご覧ください。(ヒゲ生えてるんで)手触りは悪いかもしれませんがお品はそんなに悪くありませんよ。なんならお試しもできますよ。」

ってことでいきますかね。

2008年4月20日日曜日

仕事でこだわる

テレビで最近有名になった焼酎の生み手が紹介される番組をやっていた。
「富乃宝山(芋)」「兼八(麦)」「萬緑(米)」かなり有名となっている焼酎だ。(ちなみに兼八は自分の大く好物)

生み手の年齢は35歳から40歳くらいで良い仕事をする人が持つ雰囲気を醸し出していた。(もしかしたら成功体験がそういった風格を醸成したのかもしれない)

良い仕事をする人といっても、カリスマ風でもやり手なビジネス狩人といった雰囲気ではない。信じることに誠実で、こだわりの強そうな折れにくい心を持っていそうな感じといえば良いだろうか。彼らが作った酒が認められるには相当な苦労があったようだが、(成功の保証はないなか)こだわりに徹して壁を突破していたそうだ。

まさに職人魂といったところだが、彼らは蔵主の息子という立場で、職人というよりボンボンor経営者といった位置づけの人間たちだ。以前のイメージで言えば弱弱しく蔵をだめにしそうな感じだ。
ただ、彼らの共通点が面白い。蔵主の子といってもいつ倒れてもおかしくない蔵で、その親も「無理に次ぐ事は無い。好きな道を歩みなさい」的な育てられ方をしていたようだ。そんな中彼らはある期間フラフラした結果、焼酎つくりを自身のコアにすべく、強いられてではなく自らコミットして蔵に戻っていったようだ。自分で選んだ道だから、他責になんてできっこない。とことん仕事にこだわったようだ。

やっぱり良いものには作り手のこだわりがこめられている。
支払える金があるからといって、仕事の愚痴や責任逃れの自己弁護をしながらこの酒は飲みたくはないもんです。
いい仕事して、内側からじわじわ出る満足感とともに友と楽しく味わいたい、そんな気になった。

しかし、最近、35から45位のやつらやその仕事がスポットライト当たるようになってきた感じがする。決してフリーに限らない、組織に所属する人でも結構注目が集まっている。以前なら所属する会社のカーテンに隠れて個人に注目が当たることは少なかったはずだがだいぶ様が変わってきている。もちろん仕事は個人だけではできるもんじゃないが、それでも以前より個人の持っているもの(決してスキルだけの話ではないだろう。想いの強さや信念をも)が問われる時代に確実になってきている。
面白い時代だ。