2009年3月18日水曜日

あるコーチング

最近、企業の幹部の方にコーチングをさせていただいています。

私は仕事においてコーチングは一定の少数枠でしかしていないこともあり、
大手企業の経営層にいる方にコーチングをする機会はなかったんですがなかなか興味深い発見に溢れています。コーチングにおいてやり方ががらっと変わってしまう様な違いはありませんが、微妙な違いがあったりします。

そのうちで今一番感じているのは、【(こちらの想定よりも)先にくる】です。

「次回までにここについて考えておいていただけますか?」とお願いすると、
確実にそれより考えを広げているか深めている、
もしくは考えた内容から推測して先に進めているといった具合です。
(ちなみに問題が解決しているという意味ではないです。質の良い内省をしているといった感じでしょうか)
通常コーチングにおいてクライアントは何らかの葛藤により思考行動が抑制されることが多く、決してそれは珍しくないし自然な状態ともいえますので、クライアントが前回の約束をやってこないこともよくあり、私は殆ど気にしないのですが(やらない理由に重要なヒントがないかはすごく意識しますが)、
このクライアントに関してはやるといったことは必ずやります。スムーズに考えられない時には色々なアプローチを試してきたりします。自分がやると決めたことに自分で言い訳をして動かないという行為は見られない感じです。

そもそもサンプルが少ない上に、とても良いクライアントに出会えたのでしょうから、この発見を企業エグゼクティブ全体に一般化させることはできないと思いますがたくさんのことを考えさせられています。

最近、「想定以上の価値提供」や「推進力」が弱かったかもしれないという反省を込めて。

(かくいう自分は弱くてへたれなので自分の尻に上手にムチいれしないとすぐ動きを止めてしまいます。。(笑))

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