2008年1月27日日曜日

ファシリテーテッド360°

皆さんの会社では360度評価(もしくは診断)なるものをやっていますか?
主にリーダー職(不思議と幹部クラスになると対象外になれる)を対象として、上司・同僚・ビジネスパートナー・部下からそれぞれ評価を受けるというシステムです。

私はこれが好きではありませんでした。
やって本当のところが出てくるのかが疑問だったし、またやったアセスメント結果が返ってきただけでそれが何にもなっていないケースが殆どだったからです。

評価結果をただ紙等で伝えるだけだと、その人にとってショックな部分にだけ意識が集中します。加えてたとえそれを直そうとしてもまともなアドバイスなんか結果表には記載されていません。完璧な人間はいるわけないんで必ずマイナス評価は存在します。でもプラスな部分も必ず存在するんです。通常のアセスメントはその人のネガティブな部分にのみフォーカスさせ、全体的なエネルギーレベルを下げて改善方向にも向かえなくなってしまうというリスクがあると思います。これではフェアじゃないと私は思います。
私は納得感とフェアであることが大事な価値観としているので、弱い者いじめみたいな施策は好きではないのです。
でもこれに関して「ファシリテーテッド360°」という面白いアプローチがこの間読んだ雑誌で神戸大の高橋潔先生が紹介されていました。
360度評価をやっただけでなく、その評価者が集合してファシリテーターのリードの下、被評価者の長所とその人がもっと良くなるために必要なアドバイスを話し合います。そしてそのアドバイスを持ったファシリテーターが被評価者と面談をしてそれを伝えコーチングをするのです。
これなら結構フェアじゃないかなと思いました。悪くないアプローチではないでしょうか?
ただ、このファシリテーション、コーチングをする人は良く訓練されてスキルフルでなければならないので実現段階ではここがネックになるでしょうね。
でもこの仕事ちょっと面白そうです。いずれ是非やってみたいです。

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