2010年3月14日日曜日

女性ワークショップで


先週は以前にもやった女性ワークショップのファシリテーターをやりました。


相変わらずのアウェー感で、幾分、落ち着かない気持ちになっちゃいました。

(なぜか他の人にはそう見えないらしいんですが。。)


でもその中で面白いなと感じたことがありました。


壁に張り出された受講した彼女達の悩みを、

(若手の女性社員によく出るライフイベントにまつわる悩みが一杯でした)


ゲスト参加してくれていた女性先輩社員(ワーキングマザー)と並んでみていたのですが、


「こういう悩み、私も若い時は色々持ってたんですよねぇ。。
でも、その悩みの、何が、どのタイミングで、どんな風に来るかは
来てみないとわからないんですよね。。」と彼女。さらに、

「結局、来た時に、その時の環境に合わせて
臨機応変に全力尽くすしかやり様がないんですよね」

と呟いていました。


この彼女のセリフ、子育て後復帰した私の相棒を見ていてもそう感じます。

今までになかった状況対応力の発達(それと時間当たりの生産性)が顕著に感じられます。

そしてそれこそが、色々なことを乗り切っていくために最も必要なことだとも思います。


他にも、私が今までに会ったことのある、
いい感じのワーキングマザーは皆この部分が特に発達していたと記憶しています。
(彼女たちは『腹の座った』感が滲み出てきます)


でも、これは興味深いです。

状況対応力の凄さは、修羅場をくぐって能力を顕在化させた、

男性社員(もちろん女性も同じ)も同様に発達しているからです。


男性では考えもなかなか及びませんが、子育てをしながら働くということも立派に

「キャリアで一皮むける重要イベント」と考えていいのだろうなと思いました。


「確かに、『その場その場でいかに臨機応変に対応するかが鍵』という事は真理だと思いますが、
それを体験する前の若い女性達に、『だから事前にクヨクヨしてても意味は無い』と言っても
心はすっきりしないでしょうねぇ。。」と僕。


「そうですねぇ、だから、そのいざって時に
腹を割って相談できる人が側にいるってことも重要なんだと思いますね」と彼女。



『つながっている』って奴もキャリアに重要な要素ですよねぇ。。
キャリアデザインの渋いエッセンスを、何気なく非専門家に言われると、
「この人、格好いいなぁ」

と素直に思ってしまいます(笑)


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