2009年8月28日金曜日

予想外のコンタクト

先週の話ですが、ある会社さまから「ちょっと話をしませんか?」とメールをいただきました。

全く思い当たるところがなかったので、

「はて?営業的広報がいまいちな私とどうやってつながったんだろう?どなたかの御紹介かな。。」

と興味深々でご訪問しました。そこで、お会いして、
「どうやって私を見つけたんですか?」とお聞きしたら、
答えは私の所属しているインデペンデントコントラクター協会(NPO)の会員紹介サイトからだったそうです。

なるほどとは思いましたが、これは全くの予想外でした。なぜか?

私の自己紹介ページの自己写真部位がアニメだからです。(これです
固めな方や仕事的に冒険したくない(する余裕がない)方にはちょっと不真面目に感じると思うんですよね。

別にふざけているわけではないんですが、
この協会に所属しているIC(フリーランス)で教育に属している人はかなり多いんです。
おまけに、掲載されているテキスト情報は似たり寄ったりで差別化なんて難しく、これを営業チャネルにするのは難しいと判断したわけです。
(現実、この協会に入会したら仕事がいっぱい入るのではと期待していた方が失望して脱会されるケースがあるそうです。
でもね、マーケティングや営業はそんな甘いもんじゃないですよね。期待しすぎだし世間に甘えがあります。独立は腕が優れているかだけでは駄目で、(営業的にも)食える算段がきちんとついているか(もしくは飢えてもいいからやりたいか)どうかがものすごく重要です)

そういうわけで、どうせ載せるなら「こんな奴もいるんだ」と印象に残るだけの方が自分らしいなと考えてのことです。

聞いたところによると、逃亡犯追跡用のモンタージュも写真よりも似顔絵の方が発見率が高いそうです。写真は比較的左脳活動を喚起させてデジタルに差異部分にシビアになる(クリティカルに判断する)そうなんですが、絵は右脳活動を喚起させて共通部分にフォーカスしたり差異部を自動的につなげて考えてくれるからなんだそうです(どこまで本当かはわかりません)。

(変な小理屈はともかく)
とういうことで、なぜ私にたどりついたかは判明したのですが、かえって、あの絵から「こいつと話をしてみようかな」と判断したこの方の勇気or感性にかえってリスペクトしてしまいました(笑)
こんなこともあるんですね。

でもすごくうれしかったです。
能力開発の分野でやる気を持っている方や自分の組織のメンバーを成長させたいとがんばっている方(、もしくは個性的な方)と腹を割った話ができることは、私のモチベーションでもかなり上位に属しているんです。根拠無く、仲間感が出るんですよ(笑)
ただ、フリーランスってそうそう広報活動に時間を使えないんで顔が売れず、上記の様な機会はそんなにないんですよね。。
だからこういう機会大募集です。発注とかまぁどうでもいいです。
とりあえずいっかいダイアログしましょう。気に入ってイメージが湧いたら案件化しましょう

そんなわけで、うれしくて話すぎちゃったかもしれません。。
(結構、これが失敗の元なんだよな(笑))

2009年8月5日水曜日

ある老仕事人の思い出

傘を干そうと広げてみたら、骨が曲がっていたので修理しました。
(安い折りたたみ傘ですが、自分はものを簡単に捨てられないタイプです)
骨にペンチを当てていたら、急にあるおじいさんの顔が鮮やかに浮かんできました。
私が子供の頃(幼稚園~小学生)、そのおじいさんは近所を旧いリヤカーひいて、
包丁研ぎや色々な家庭用小物の修理をして生計を立てていた様です。
黒いめがねをかけ夏は白いランニングシャツで腰に使い古された手ぬぐいをぶら下げていましたっけ。
彼は当時70を越えていたでしょうし、どちらかというと小柄で痩せ型の男性でしたが、
受ける印象は力強い感じでした。気力的なものがそう感じさせたのかもしれません。
私の母が彼を気に入っていて仕事を頼む関係か、
よく私の家の道路の前にござをひいて座り込んで包丁を研いでました。
私は当時(今も?)人見知りでしたし、
新興住宅街に現れる人物としては(昔とはいえ)違和感のあるお人でしたから、
彼と殆ど口をきいたことはありませんでしたが、
母が彼と話ていたのをまた聞きしたところによると、
彼は戦時出兵体験者で、帰国後、(本人曰く)頭が悪くやれることがないんで、
この仕事をしているとのことでした。
でも、僕の印象では、彼は真っ黒に日焼けするまで精力的にリヤカーを毎日引いて移動し、
頼まれた仕事にものすごく集中していて殆ど休んでいるシーンを見たことはありませんでした。
「もったいない」と良く口にして、どんなもんでも修理しきってやるというオーラも出まくってましたっけ。
仕事も丁寧で細かい智恵がよく施されていた記憶もあります。(本当に頭が悪かったんでしょうか。。)
(毎日フロー状態だったんだろうな)
たまの仕事の節目に、私の母から一杯の冷水をもらい、
(ほんとうに)美味そうに飲み干す様は今でも記憶に鮮明です。
取るに足らない記憶のはずですが、こうも記憶に深く刻まれているのはなぜなんでしょうね。
なんか、すごく大事なものの気がするんです。
彼のことを思い出すと、尊敬の念とあったかい気持ちが湧きおこります。
彼の仕事する様は非常に美しかったと今にして思います。
あんなオーラが出せる仕事人になりたいなぁと今改めて感じました。

2009年7月27日月曜日

人を教える人は止まった人か?

ここ数年、若手~中堅社員の研修講師をしていて、

彼らの悩みとして多く出てくるものの一つに、
「後輩を育成しろと言われているが、まだ自分を伸ばすので必死で、正直下のことなんか構っていたくない」
という話が良く出てきます。

これに関しては、正直、自分の若い頃を考えると同様の気持ちを持っていたこともありますしそんな彼らを責めることはできません。

でも今、人の成長に携わる仕事をするものとしてこの話を聴くと少々違和感を感じるようになりました。

またそれとは逆に、中堅~上位役職者が「俺もそろそろ色々な面で後進を指導しなくてはな」なんて構えるのも同様の違和感を感じます。

前者と後者の話双方に、
「人の指導育成は充分な知識と経験を持ってからじゃないとできない」
というフレームを感じるからです。

また、そのフレームの中に「成長がある程度終息してきて、さぁ覚えたことを知らない奴に教授したろうか」という臭いを漂わせている人も少なくないのも感じます。

でも、自分自身、年を取ってもやはり変わらず感じるのは
「高いところにいる人(多くはそんな目線になっている人)に別に教えてもらいたいなんて思わないし、その人が本当に素晴らしいことを教えてくれるのかこの時代は特に疑わしいもんだ」

「俺も人に教えるレベルになったな、なんて自信はいつまでたってもつかないなぁ」
ということです。

私は年をとってもトンガリ小僧なのかもしれませんが(笑)、
じゃ、自分はどんな人に教えを請いたいかというと、
「(若かろうが年寄りだろうが)今も成長を続けている人(もしくはそんな意欲を捨てていない人)」
です。

違う言い方をすると、
「自分も成長しながら同時に人も育てられる人」
を若手~中堅の方には目指してもらいたいなと思いました。

冒頭の様な悩みを持ってらっしゃる若手の方々、そう構えるもんでもないですよ。

その人のなんらかの役に立とうとする位はベテランじゃなくても出来るし、
(そう、同期や後輩ですら師になり得ます)
人に教えることによって自分のレベルを一層引き上げることができる逆教育機能もあるから
実はお得なんです。若いうちから育成力鍛えられるますしね。

ただ、「教える立場の人はとにかく(鵜呑みに)偉い人なんだ」っていう
日本の学校教育で組み込まれたフレームは捨て去りましょう。

その幼少期のフレームが、逆に教える立場になった時にあなたの感性を鈍らせます。
教わる人に対し無条件に自分に従うことを(無意識に)押し付ける恐れもあります。
そんな人最悪でしょ?それだけは気をつけないとね。

2009年7月15日水曜日

10年目

昨日まで色々と仕事がらみでばたついていましたがようやく落ち着いてきました。

今日は久々に自由作業の日。
当面の仕事ノルマも無いので自分が作成したドキュメントの整理をすることにしました。

自分は大作的なドキュメンテーションは嫌いなのですが、
ちょっとアイデアが浮かぶととりあえずドキュメントに落とすという癖があるので、
放っておくと雑多なアイデアペーパーがPCに溜まりまくって何がなんだかわからなくなるんです。

整理を始めると10年近く前に作成したドキュメントが発掘されたりとかなり面白い作業になりました。

会社員だったかなーり昔から辞めたくてしょうがなかったせいか(駄目社員だったねぇー。。)、
社歴だの、習得スキルだの、一皮むけた経験から整理した学習だののドキュメントがぼこぼこ出てきます。まーた、それを調子に乗ってアップデートしたりで3時間もかかってしまいました。。(笑)

でも、沖縄でも同じようなことをしたのですが、自分のキャリア史を振り返って内省するのはメンタル強化に役立ちますね。図らずも気力が充実してしまいました。ちょっとラッキーです。

最も、興味深い発見は、今年は私が人の能力開発分野にキャリアを移して10年目だということがわかったことです。

また自分のキャリア歴が今年で20年目であることから(これも今日発見した)、
今のキャリアは自分の、そう、キャリアの半分を占めることになります。

独立当時は

「(結局、お前は腰掛け程度に色々なキャリアを齧って、たまたまマシだったこの分野を自分の生涯キャリアかのように思い込んだけど、またふらふらと理屈つけて違う仕事に逃げ出しちゃうんじゃないのー?)」

的な悪魔の独り言を自分でつぶやいては心を動揺させていましたが、
キャリアの半分に達したという事実が静かな充足感を与えてくれました。

人に直接関わるこの仕事に従事してからの10年は本当に短く感じます。

そして、この分野の仕事が好きだという気持ちが全く変わらないことは、飽きっぽい自分には驚愕でもあり、純粋に何かに感謝をしたい気持ちです。

(ぶっちゃけ言えば、一部の仕事によっては時にうんざりとした気持ちなることはもちろんあります。綺麗ごとだけ語るのは自分らしくないですもんね。うん)

追伸:

しっかし、転職したくて色々な条件を書き込んだペーパー見るとほんと笑えます。

(抜粋)
■転職したい会社の条件
・自分の価値観を保持できる確率の高い職場
・常時成長し続けられる機会のある職場
・自分の位置づけに不満を感じない程度の年収

↑。。。曖昧すぎてよくわからん。

■こんな人間と仕事したくない
①偉い人×、②偉そう×、③20以上年上×、④組織の威を借る人×、⑤保身的な人×、⑥精神性の低い人×、⑦大組織×、⑧猜疑心の強い人×

↑どんだけ大組織や年長者にコンプレックス持っていたんだ(笑)
今は②④⑥以外は克服しました(笑)

■資格
@@、@@、@@、基本情報処理、旅行検索士、普通運転免許

↑いくら自信が無いからってなんでもかんでも挙げればいいわけないだろうに。。
旅行検索士って、あーた。。。ほんと必死だったんだな。

ああ面白かった。

2009年6月28日日曜日

キャリアデザイン研修の効果は②

先週は例のキャリアデザイン研修の第2弾でした。(第1弾はこちら

やはり感じる印象は前回と同様です。

2年目にキャリアデザインに関してきちんとした基礎を教わっていると、5年目で初めてその考え方に触れた者よりも、

 ・キャリアデザインに関して、知識ではなくスキルのレベルで差異がある。
 (的を得た自己分析や相互アドバイスの精度が高い。職務環境への戦略的行動も僅かに精度が高かった)

・職業的自己概念(キャリアアイデンティティ)が成熟していると感じた。別の言い方をすると、プロ(正確にはプロの卵)意識がやや高い。

総括すると職業人としての大人度が高かった気がしました。



まっ一見当たり前の話ですが、私は結構重要だと思います。

要するに
「自律した大人な職業人になってもらいたければ(欲しくない経営者・管理者はいるでしょうか?)、早いうちからきちんとそうなるための教育をしておいたほうが良いということだと思います。
もちろん、そんな教育は無くても厳しい仕事環境から自ら学び取れる者もいますがごく少数であることは断言できます。たまたま実った野生の果実といったところでしょう。
教育でプロ意識を持った社員の割合を増やすことができるなら投資価値はあるのではないでしょうか。

でも、会社が社員に馴れ合い、もしくはアメムチ方式で言うことをきかせたいならば、この教育はもしかしたら逆効果になるかもしれません。


当然、今回の研修を通して気付いた課題もあります。

「研修教育によって、キャリアデザインに関する高い意識と分析スキル向上により自己認識は上がっているものの、ありたい姿になるために現実の職務環境にどの様に働きかけてそれを実現していくかの落とし込みの部分がまだ甘い(成否は個人資質と環境に大きく依存しており教育効果はあまり機能していない)」

つまり、結局、賢くはなったものの現実の厳しさに降参して意思の無い労働者に成り果てるリスクがあるということです。
これでは教育の効果は殆ど出ないことになる。これはもったいない。

私の師匠(勝手にそう思っている)の言葉を借りると、
「自身のキャリアを意識したセンスの良いジョブデザイン能力」
をきちんと見につける必要があります。そしてここが最も重要な部分かもしれません。

ここに関してはコーチングが効果的なんですが、果たして研修教育的な方法で精度が上がるのか?
まだわかりませんが試してみたい領域です。

うーむ。うまく整理できていないのでわかりにくい文章になっている気がするな。。。未熟。。

ちょっと余談的に面白かったのは、
今回クラスにキャリア的に特にいい感じになっている者が数名確認できたのですが、

・仕事を自分事として深く思考している
・言語化が発達している(能弁に仕事を語る)

ことは共通でした。
それで興味を持ったのでさらにインタビューをしてみると

・上司からは比較的大きな範囲で自由にやらせてもらっている
・上司から仕事に関して自らの意見をきちんと主張するように常に求められている
 (甘いとガツンとリターンされるそうです)

やはり若手にとって上司の存在は大きいですね。

2009年6月27日土曜日

どんな仕事人でいたいか

「自分はどんな仕事人でありたいか?」

この問いはこの10年間以上自分に問い続けています。

その都度、色々と考え、最適解を出したつもりなんだけど、
なぜか、暫くするとまた同じテーマについて考えさせられる。

さすがにコアの部分はぶれなくなったけど、考えるたびに
微妙に修正が加わっていく。
こういうのが自己定義の本質なのかもしれません。

そして、最近もまた「自分はどんな仕事人でありたいか?」について
自分がこだわりたいことが明確になりました。

知人達との会話がそれを誘発しました。

いつも他者との会話がきっかけとなることがあるのですが、
今回はちょっと変わっていて、
色々な知人と色々なテーマで語っていくうちに
説明のつかない心の引っかかりが膨らんでいって
ある時、急に言葉が浮かんで落ち着いたというプロセスを踏みました。

引っかかり1
ある友人がその友人である宗教家と、
「もともと人の内省を深める役割は宗教家が無料で果たしていた。
最近はコーチといった類の人間がお金をとってやっている。等々」
といった会話をしたと教えてもらった。

(その意見に反対とかいうことでなく、
自分は宗教家が無料でやっていた仕事を有料でやっている存在
なのだろうかと思った時に何かが引っかかった)

引っかかり2
(自分のライフワークにしたい)「人のゾーン」に関する書籍を読んでいて
その説明、根拠の曖昧さにいらいらしたこと

(なぜ、こんなにまでいらいらするのだろうと引っかかった)

引っかかり3
書籍出版に関するコンサルタントの講演を聴いて、
本を書くということも
自分のユニークさとその定義を深く考えることが重要である

(書籍出版も経営もキャリアデザインも一緒だなぁという感覚と
自分の定義はまだまだ甘くないだろうかと引っかかった)

そして、それらの引っかかりがスッキリする瞬間がきた。
知人と話をしていた時だ。

知人:
「やっぱりキャリアのスタート期に何をしていたかって後々引っ張るよねぇ。
コンサルタント、教育屋、製造、営業とかね。
それに業種業務だけでなく、どんな会社育ちかとかね。
自分なんかリ○○ート育ちが今だに抜けてない気がするもん。」

僕:
「それって絶対あると思いますね。自分はこれでもSEあがりですからね。
今は講師とかコーチとかやってますが、
自分の仕事のアプローチはエンジニアのそれだと思います。。」

その時、「あっ」と思った。

自分は能力開発の分野で、

宗教家でもなく、研究学者でもなく、知っている知識を伝える講師でもなく、
経験に基づく持論提唱屋でもなく、

エンジニアでいたいんだ。

あくまで実践的に働きかけて結果にこだわることができて、
でも、提供するソリューションやアイデアには
きちんとした知識に基づいた理がなくては駄目。

そんな「エンジニアみたいな能力開発屋」でいたいんだと思い当たりました。

そしてその瞬間、ひっかかっていた数々のものが落ちて
すっきりとした楽な気持ちになりました。
そう考えると自分の行動・学習パターンも矛盾がありません。

今回の気づきは何気に良かったなー。
脳が勝手にバックグラウンドで考えを熟成していった感覚があり独特でした。

でも、SE職をあんなに嫌っていたのに、
自分の仕事人としてのあり方にこんな影響を与えていたんだ。。
面白いもんだ。。

2009年6月13日土曜日

キャリアデザイン研修の効果は

卒業した会社の5年目社員のキャリアデザイン研修も講師で入って4年目(昨年はこちら)。時のたつのも早いものです。

但し、今年の参加者はいつもと少々背景が異なります。
そもそも、この会社では3年前に2年目社員と5年目のキャリアデザイン研修を(外部委託の汎用的なコンテンンツから自社のキャリア環境に適したバージョンに)全面的に作り直し実施してきた経緯があります。
今年はその2年目研修を経験した世代がキャリアを積んで5年目社員になって研修に参加してきた初めてのケースです。

企業における人材開発で良く語られる事として、
「自分のキャリアをきちんと考えて仕事をしていくことが重要なのはわかるが、それを企業が費用を出して(研修として)支援する意味ってあるのかな?それは個人的に努力すべきテーマなんじゃない?」
ということがあります。
(このテーマについて個人的には企業が支援する意味はあるという強い自負があるのですが、客観的なエビデンスを持って論証できるわけではないのでひとまずここでは置いておきます)

こういった背景もあり、企業での社員向けキャリアサポートは立場の微妙な存在で、
景気が上がって人材難になると手厚くなったり、逆に景気が悪くなって人材流出が少なくなると見向きもされなくなって取りやめになったりを繰り返すことがよく行われています。
要するに「社員に対する会社のご機嫌取りの道具」としてしか会社側に認知されていないところがあります。

でもそもそも、会社の人材開発の取り組みは(特に、俗に言うヒューマンスキル系は)、施策として意味があったかないかを測るにはある程度の経過観察が必要なので、持続的な取組みとその効果検証が必要なのにも関わらず上記の様な感じですから、より社員へのキャリアサポートの効果性はみえなくなってしまったりしています。

小難しいことをぐだぐだ書いてしまいましたが、要するに今回のケースはレアなんです。それも一期一会な研修講師が、自分の研修を経験した人物と年月を経て再び会えるというレアレアなケースです。
ここから何か重要な学びを得ずして何時得るんだ?って感じでしょうか?

その研修もまだ1回目ですから結論に至れませんが(検証チャンスはあと2回)、
一回目で感じた点は以下の通りです。

■結果を受けてテンション下げたところ

・研修の内容をあまり覚えていないといった社員が大勢を占めていた(自分のクラス出身もいたので言い訳の言いようなし。。がんばったのに。。グスン)

・2年目時と比較してコミュニケーションレベルが下がっていた(ダイアログの重要性をしっかり味わってもらってたはずなのに。。グスン)⇒でも日を経るに従って活発になってきた。

■結果を受けてテンションが上がったところ

5年目でキャリアデザインのきちんとした考え方に初めて触れる社員と比較すると、2年目にしっかりとこの考え方に触れてきた社員とでは、

・(前の研修内容忘れたと言うものの)キャリアデザインに関して、知識ではなくスキルのレベルで差異を感じた。(的を得た自己分析や相互アドバイスをしていた。今後の計画だてについても僅かながら精度が高かった)

・職業的自己概念(キャリアアイデンティティ)が成熟していると感じた。別の言い方をすると、プロ(正確にはプロの卵)意識がやや高い

総括すると職業人としての大人度が高かった気がしました。他のクラスの講師の方々も同様な見解を示していました。テキストの内容は忘れてしまっていても、教わったエッセンスは(多かれ少なかれ)日々の自分の思考や行動に落とされているのではという期待ができます。
でもまぁまだ一回だけなのでたまたまそういう人物が今クールに来ていただけかもしれません。

さて次の回ではどうだろう。ちょっと楽しみだな。

ちなみに上記はあくまで主観的なもので数値化したデータに基づく判断ではありません。
当然ですが念のため。

(学者系の方であれば食いつきたくなるところでしょう。でも私はプラクティショナー(実践者)なので実験的統計的立証は私のミッションではないからいいですよね)

合宿の成果②

この間、沖縄に一人合宿にいった話は何度もしていますが、不思議な効果?が持続していたり浮上してきたりしています。


●腹が据わった感覚


帰ってから
「なんか迫力がちょっとました」「すごく冷静に見える」
「エッケイさんがビジネスマンに見える(そもそもビジネスマンだって)」

といったフィードバックを知り合いからもらいました。
(なんかケモノ憑きを除霊された人みたいで気持ち悪いですね(笑))


自分としては状況に常に冷静でいられる感じは確かにあります。余計な迷いは浮かんできません。

でも一見相反しますが

コーチング等でクライアントに発するメッセージは熱さが増している気もします。
(それがいいかは効果的かはわかりませんよ。単に暑苦しいだけかも(笑))


●仕事が楽しくなってきた


理由はわかりません。でも楽な気持ちで接せれて集中できやすいです。


なぜ、この様な効果が生まれているのかはうまく説明できません。


やったことは、自分のキャリア人生を振り返って整理したこと、気持ちよく頭をフルに動かしたこと、内省強化系とエネルギーチャージ系のNLPワークを何度もしたこと位です。


でも決してこれからの自分の新たに進む道が明確になったわけでもなく、具体的なアクションプランが固まったわけではないんです。せいぜい、そこにたどり着くかもしれないキーワードがわかった位なんですが。。不思議なこともあるもんです。


最近の不活性は単に頭の中に不純物が溜まってにごっていただけなのかな。。
(この理のない表現。ちょっと自分らしくないかも。。)



ちなみに上記とは反対に東京に帰ってきてから少し体調が落ちた感覚があります(健康は健康なんですが)。やはり、空気や水、食べ物とかが微妙に影響を与えているのでしょうかね。。。

他の人で同じ効果を上げることができるならキャリアデザインワークショップin沖縄でもやろうかな。

2009年6月6日土曜日

心に残る仕事を重ねる

最近、後輩が転職した。

かなり紆余曲折をして今のところに落ち着いた(まだ落ち着いたかはわからんが)。
一時は今までの積みあげたモノが全部無くなって、
ゼロベースからのスタートに近くなったりもしたのですごく心配した。
(彼のキャリアの相談を受けていたので僕も他人事では無かった)

今、僕が願っているのは、今回の転職が最終ゴールで無くてもいいから、
とにかく今の仕事で「心に残る仕事」をたくさんしていって欲しいと思う。

「心に残る仕事」って定義は難しいので今は整理したきれいな言葉で語れないのだが、結果が出なくても自慢できなくても、他人の評価が良くない仕事でもいい、ただ、
「気を抜かない」「考えつくす」「こだわる」「人とあたる(良いケースでも悪いケースでもどちらでもいい)」「決着まで当事者としている」
これらの要素はあった方がいいと思う。ちなみに量の問題ではない。質の問題だ。

彼に限らず色々な(働いている)人のキャリアの相談にのってるが、
その人の良いキャリアを考える際に大きなヒントや助け(リソース)になるのが過去にやった「心に残る仕事」だ。これが多く、多様なほどキャリアの戦略オプションがいいものになる。

反対にこれが少ない人は、なかなか有望な案(今後どうしたらよいか)が出てこない。
結論として、「先ずは少し時間を費やして(好きだろうが嫌いだろうが関係なく)いい仕事を重ねる」ということになるケースも少なくない。
(若者の相談はこの結論に落ち着くことが多い。キャリアを考えるヒントが少なすぎて進みたい方向性が全く浮かんでこないことが多い。ヘタをすると就活面談で語るような内容しか出てこない)

偉そうなことを言っているが、自分が後者のケースで苦労した人間なので、その反省からの弁でもある。好きだろうが嫌いだろうが仕事から逃げると結果的に好きな仕事に着く道も遠ざかる。ちょっとしたパラドックスだからはまる人が多いだろう。

だから、後輩には着いた仕事がイメージと外れていようがなかろうが、「心に残る仕事」を出来るだけ重ねて欲しい。対外的、成果的に派手でなくてもいい。それさえあれば絶対なんとかなる。
(反対に色んなエクスキューズをしてひいた仕事をしてしまったら何も残らない)

仕事で経験を蓄積していくプロセスは、他人が関与できない、その人自身が研鑽しなければならない領域だから周りは見守るしかできない。

がんばってもらいたいなぁ。

2009年5月30日土曜日

合宿の成果

(「まだ沖縄ですか?」というお言葉をよくいただきますが)
お金もそれほどありませんし当然のことながら既に合宿終了しております。
(自分の集中力から考えても今のところは一回4泊~5泊程度が効果を上げられる限界かもしれません)

今回の合宿については、
「南島に行って創造的になれるなんて、相変わらず右脳的で根拠レスですね(笑)」という意見あり、
「あぁ、私も年に1,2回一人合宿やりますよ(サラリ)」、
「いいなぁ」
等々、皆さんのコメントいただきましてありがとうございました。

自分としては成果あったと思います。

やれたことは、(合宿でのジョブ目標の2/3は出来た気がします)、以下の通りです。
①「自分自身のキャリア総括、整理」
②「キャリアデザインに役立つ要素についての現状レベルでの集大成」
③「ゾーンの有効活用を図るための要素整理」
④「リフレーミング力を鍛えるための要素整理」

これらをマインドマップ(もどき)を使ってまとめました。
研修や原稿レベルほど完成度高く仕上がってはいないのですが、
数時間のセミナー形式ではお金をもらっても損はさせない位には
面白いネタとしてまとめることが出来たと思います。

上記はまだまだラフな品質なので、
このネタについて何人かでブレストできればより完成度が上がると思いました。

①については、私的な話でもあるのでキャリアに関心を持っている若者位しか聞いてもつまらないでしょうが、個人的にはNLPをうまく活用してキャリア史を総括したので、忘れていたり、誤解していた過去をリアルに思い出すことも出来て非常にパワフルでした。
(途中、ある人から受けた強烈な恩義を思い出してウルっときたりしてました(笑))
今は妙に落ち着いていて心理的に揺るぎの無い自信のある状態です。

②については、この業界の人か若手~中堅社員の方は非常に参考になると思います。ただ、世の中の全てのキャリア関連本を読んでいるならば内容の85%は既知と感じる程度の内容でしょう。

③はまだレアな分野じゃないですかね。アスリートやアーティスト間で表出するゾーンという現象を、ビジネスや日常で意図的に使えるようになるといいなという考えで整理してみました。
できればゾーンなりピークパフォーマンスなりフロー体験をそこそこ経験した人とこのネタでブレストしてみたいですね。

④も比較的レアだと思います。コミュニケーションや交渉系にマニアックな興味を持っている方なら結構面白い情報だと思います。ちょっとまだ小難しいかもしれませんが。。
ちなみにリフレーミングは使いこなせるようになると相当パワフルです。高い成果を上げるビジネスパーソンは無自覚に自己流(要はアンコントローラブルな状態)でこれを使っている人は大勢います。

これブレストしたいですね。でもどんな人をパートナーにしたら良いだろうな。。考えようっと。