ちょこっと私の現時点で考える、
「独立してやっていける人と、そうでもない人」についての意見(というより経験に基づく感想かな)を書いてみます。
(わかっている人には当たり前かもしれませんが、案外誤解している人もいますんで、人によってはお役に立てるかと。。)
(場合によっては独立をプロと置き換えた方がわかりやすいかもしれません。これは企業に属している人でも言えることですし、経営者には言えませんが会社に置き換えると案外通じちゃったりしますからね。)
(身一つで食べていける存在になりたかった私を含めて)独立志向の強い若人がよく意識しがちなのが、
「いかに自分の専門性を高めるか?」というテーマですよね。
そして、その観点で自分のキャリアを振り返り、
「ああ、こんなしょうもない仕事では専門性が身につかない。。最悪だ。。」とか、「自分はテーマに一貫性の無いプロジェクトに行き当りばったりでアサインされている。。将来が不安だ。。」
ってなりませんか?
私も当時そんな悩みで悶々とした日々を過ごした経験があります。
確かにフリーランスとして身を立てるには、「あなたはどんなスペシャリティがあんの?」というクライアントの問いに真正面から応えることは重要です。だから、
自分の専門性を意識しないでキャリアを長いこと過ごしてきた方はどっかのタイミングで自分のキャリアに専門性というか一つの意識的なテーマ・方向性を設定して仕事に取組んだ方がいいとも思います。ただ、私の実感としては、専門性にばかり目を向ける前に、どんな仕事においても、
「相手から仕事で信頼される」という点が前提の前提として非常に重要だなと思います。
「専門力ありきの前に信頼ありき」といった方が頭に残りやすいでしょうか。。
クライアント、上司、先輩、仕事のパートナー、なんでもいいです。先ず、信頼に足る人物と認知されないと、いい仕事が回ってこない、いい仕事が回ってこないと何を専門として立てるかのヒントや確信も得られないし、実力も蓄積されないんですよね。でも若いうち(キャリアの前半という広い期間でも言えるかな)って
「専門性、専門性、専門性」って焦ちゃって、この大事な前提を疎かにしてしまう人多いんですよね。
「この仕事は自分の専門性につながらないから適当に逃げよう」とか「首突っ込まない様にしよう」としてしまう。(私も当時そうでした。)
この行為は案外逆説的にリスク的な行動かもしれません。結果的に漂うことになって薄いキャリアになります。こわいです。
それに似た話で、
「独立してやっていくためには、能力を極めて高いレベルの仕事ができるようにならなければ」
と武士のようにひたすら自分の武器(スキル)を磨き続ける人がいます。
これも決して間違っていませんが、私の感想では、
「できる?」より「食える?」の方が重要な観点の様な気がします。(これは、独立している知人が少ない人、事例が少ない会社文化の人が良く陥りがちな話です。)
スキルを極め続ければある時パァっと自分が輝き始めてお金が転がり込んでくるということは殆ど無いと思います(←独立しても大丈夫という確信に至れるという意味の比喩ね)。
力を上げることも大事ですが、
「市場のニーズは?」「ビジネスモデルは?」「適正なプライスは?」「どうやってクライアントor具体的な案件にリーチする」「事業継続性は?」といった(広報広告ではなく本質的な意味での)マーケティングが重要ですし、その中にはコミュニケーション、交渉力も含まれると思います。私もひたすら芸を磨き続ける時期があったのですが、いくら磨いても、独りでやっていく確信には至れませんでした。
「このやり方や案件を作り持続できれば食べていけるな」という具体的な収入の道(及びその持続可能性かな)が見えた時にようやく「独りでやっていける」と確信できました。
「食える見通しはついた?」網羅的なガイドにはならないですが、頭に入れておくと役に立つかもしれません。(そうだといいなぁ)
専門⇔信頼、できる⇔食える、似てるんですけど微妙に違うんですよね。